糟屋郡のトランクルームの取扱い

それはごもっともで、どんな大都市でも、昔からの高級住宅地がそのまま高級住宅地として続いている場所というのは、江戸時代の高級武士の住まいだったところなどごく一部です。 成城や田園調布なども、もとはと言えば、大正から昭和にかけて開発・分譲された住宅地で、100年前後の歴史しかないのです。
成城、田園調布と言えば、東京を代表する高級住宅地です。 高級住宅地が人為的に作れるのだとすると、高級住宅地になる前の土地を買えば、資産価値を保つどころか、高めることもできそうです。
資産価値を”守る”ことを考えるのであれば、次の成城、次の田園調布という夢を見ることも間違っていないと私は思います。 一方、開発が進むにつれて周囲に家が増え、結果として、資産価値が大きく高まるという期待はしないほうがいいでしょう。
不動産開発を仕事にしていると、不動産に対する需要が、開発の方法によって大きく変わることは醍醐味のようです。 たとえば、軽井沢という日本を代表する避暑地がありますが、明治時代に外国人向けの避暑地として旧軽井沢が開発されたことによって、周囲の土地の価格は著しく上がったであろうことは想像に難くありません。
もっとも、実際には、開発業者はそれを見越して、地価が上がる前に周辺の土地も買っていたことでしょう。 オフィスや商業施設ではありますが、名古屋駅前に高層ビルがいくつも建ったことによって、名古屋駅周辺の不動産市況が活性化し、あのあたりの地価が高騰したという例も過去にはありました。
また、ランドマークが出現することによって、街の印象が一変することがあります。 東京スカイツリーができるのは墨田区の業平という場所で、それまでは、マイナーな駅の周辺でしかありませんでしたが、操車場の跡地にスカイツリーができることで街が一気に活気付いています。
人の流れを変え、土地に対する需要を大きく変化させられるのは、道路や鉄道などインフラ関係と不動産関係ぐらいですが、”大化け”は、ないわけではないのです。 では、ここ30年や50年という単位で、大規模開発の結果として地価が急上昇した場所があるか見回してみると、実はほとんどありません。
その理由は単純で、既に日本には、それほど大きな住宅需要がないからです。 成城にせよ、田園調布にせよ、電車で都心に出るのに1時間もかからない場所です。
そのような場所のうち、みなが住みたくなるような場所は、もはや開発し尽くされているのです。 開発し尽くされているというのは、必ずしも、もっとも効率的に街ができているというわけではありません。

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